🐕 現実を受け入れる
作成日: 2022/02/25
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ついに開戦してしまいました。

これだけテクノロジーや文明が発展した今でも、情報戦や政治戦略だけでなく本当にこれまでのイメージそのままの戦争が技術先進国同士で、しかも隣国で起きるとは思っていませんでした。
少なくとも戦争になるとしてもドローンやサイバー攻撃の応戦のテック技術戦に終始すると思っていました。平和ボケでしょうか。。

ロシア西部〜ウクライナ近郊は文化的にも憧れていて、素敵な人形作家が多いイメージしか持っていませんでした。この地域共同発信のFantanimaという人形展が毎年日本でも行われ、何度か見に行っていました。
http://fantanima.nonc.jp/2015/artists/
https://www.instagram.com/fantanima.in.kansai/
https://fantanima.easy-myshop.jp/

日頃お世話になっている、英文レビューまで勝手にその場でレビューしてくれる「Grammarly」などもウクライナ製ですね。https://blogs.itmedia.co.jp/technationukraine/2019/10/grammarly2.html

親世代は太平洋戦争最中〜戦後直後の生まれ育ちですが、そんな世代を横目に「戦争を知らない子どもたち」として、平和が前提とした中でどんな社会を築いていくかを常に課せられている自負がありましたが、ついにその前提が崩れて「戦争を知っている大人」となってしまいました。。

ここ数週間でUIUX/エンジニアリングとはなんぞや?という原理原則を学ぶために石器時代〜産業革命あたりまで原則的なヒントを得ようとリサーチしていましたが、数千年前から今に至るまで、一貫して同じ事が繰り返されています。
「資源が足りなければ、隣人から奪う。強いもの同士で手を組む」という行為です。
できれば知りたくなかったのですが、テクノロジーや知性、コミュニティの発展とは関係なく、ずっと同じです。

このごろ経営者だけにとどまらずエンジニア/デザイナー個人までもが「生存戦略」「生き残る」「獲得し続ける」「他者に勝つ」的な発信をよく見ますが(当然ビジネスなのでそりゃそうですが)他者比較の優位性を得る事自体が目的になっている方々が増えているのかな、と危機感を感じる事も多いです。(単に自信が無いだけ、漠然とした不安がある、というのも理解は出来ます)

今すぐに個人の力では何も出来ないですが、これから自分たちが出来ること、根源的な課題解決について、多くを学び、疲弊して潰れない程度に社会と向き合う事を続けたいと思います。

*ちょっと考えすぎて精神やられそうな人は、しばらく意図的にニュースや記事を遮断しても良いかと思います。まずは自分の心身を守ることが何よりの務めです。


フロントエンド&デザインエンジニア / UIUXデザイナー / Webマーケター / アクセリビリティエンジニア