作成日: 2023/04/23
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JavaScriptの便利な小ネタ

JavaScriptはWeb開発に欠かせない言語の1つで、Webページの動的な操作やユーザーとの対話など、様々な役割を果たしています。そんなJavaScriptを使いこなすために、今回は便利な小ネタをいくつか紹介します。

1. テンプレート文字列

テンプレート文字列は、バッククォート(`)で囲んだ文字列の中で変数を埋め込むことができる機能です。従来の文字列連結よりも簡潔で見やすく、また、より複雑な式を埋め込むこともできます。

const name = 'John';
const age = 30;
const message = `${name}さんは${age}歳です。`;
console.log(message); // Johnさんは30歳です。

2. 分割代入

分割代入は、配列やオブジェクトから値を抽出して、別々の変数に代入する機能です。配列やオブジェクトから必要な値を取り出す処理が、簡潔になります。

配列

const nums = [1, 2, 3];
const [a, b, c] = nums;
console.log(a, b, c); // 1 2 3

オブジェクト

const user = { name: 'John', age: 30 };
const { name, age } = user;
console.log(name, age); // John 30

3. デフォルト値を指定する

関数の引数にデフォルト値を指定することができ、引数を省略した場合にはデフォルト値が使用されます。

function greet(name = 'World') {
  console.log(`Hello, ${name}!`);
}

greet();      // Hello, World!
greet('John'); // Hello, John!

4. 可変長引数を受け取る

関数の引数に三点リーダー(...)を付けることで、可変長引数を受け取ることができます。この機能を使うことで、任意の数の引数を受け取ることができます。

function sum(...nums) {
  return nums.reduce((acc, cur) => acc + cur);
}

console.log(sum(1, 2, 3, 4, 5)); // 15

5. スプレッド演算子

スプレッド演算子は、配列やオブジェクトを展開して、別々の引数として渡すことができる機能です。可変長引数を受け取る関数に呼び出す際にも、配列を展開することで、簡単に渡すことができます。

配列

const nums1 = [1, 2, 3];
const nums2 = [4, 5, 6];
const nums = [...nums1, ...nums2];
console.log(nums); // [1, 2, 3, 4, 5, 6]

オブジェクト

const user1 = { name: 'John', age: 30 };
const user2 = { gender: 'Male', address: 'Tokyo' };
const user = {...user1, ...user2};
console.log(user); // { name: 'John', age: 30, gender: 'Male', address: 'Tokyo' }

6. 文字列を逆順にする

JavaScriptでは、文字列を逆順にすることができます。文字列を配列に変換して、reverse()メソッドを呼び出し、最後に文字列に戻すことで、逆順の文字列を得ることができます。

const str = 'Hello, World!';
const reversed = str.split('').reverse().join('');
console.log(reversed); // !dlroW ,olleH

7. 配列の中から一意な値を取り出す

配列の中から重複のない一意な値を取り出すには、Setオブジェクトを使います。Setオブジェクトは、配列から重複した値を取り除いたものを作成することができます。

const nums = [1, 1, 2, 2, 3, 3, 4, 4, 5];
const uniqueNums = [...new Set(nums)];
console.log(uniqueNums); // [1, 2, 3, 4, 5]

おわりに

以上、JavaScriptの便利な小ネタを紹介しました。これらの機能を使うことで、より簡潔に、かつ効率的にプログラミングを行うことができます。Web開発においては、JavaScriptを使いこなすことがますます重要となっており、これらの機能を覚えることで、より高度なWebアプリケーションを開発することができるようになります。以上の小ネタを参考に、JavaScriptの学習に励んでください。


フルスタックエンジニア。徒然なるままに記事を投稿していきます。日々学習。